<第104回> 2026年7月22日 YH
みなさんは、生活リズムを整えるために実践していることはありますか。
「起きてすぐに朝日を浴びるといい」という話を、どこかで聞いたことがあるかもしれません。今回はその理由について簡単にご紹介しようと思います。
生物には、「サーカディアンリズム」と呼ばれる体内の周期的な変動があり、太陽の光はその調整に重要な役割を担っています。
人間のサーカディアンリズムは、おおむね25時間周期です。そのため、太陽の光を浴びなければ、体内時計が1日1時間ずつずれていくという研究結果があります。
サーカディアンリズムが乱れると、体内のホルモン動態や免疫細胞の活性化に影響を与え、睡眠障害や生活習慣病、がんの発症リスクが上昇します。
朝日を浴びると、太陽の光の刺激が網膜から視神経を通り、脳の視床下部にある視交叉上核に伝わり、サーカディアンリズムがリセットされます。外界と同じリズムが形成され、体内時計のずれを防ぐことで、健康の維持・増進につながります。
ぜひ明日から、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考:「睡眠リズムラボ」https://www.otsuka.co.jp/suimin/
「Stability, Precision, and Near-24-Hour Period of the Human Circadian
Pacemaker. Science」 1999 Jun 25;284(5423):2177-81

