第74回 こころ穏やかに過ごす ~ネコたちとの暮らし~

<第74回> 2023年9月20日 marucoro

我が家には2匹のネコがいます。
どちらも12歳越えのシニア女子で、家の中で気の向くままに暮らしています。
彼女らの日常を推測で紹介すると、お気に入りの場所でゴロゴロ(7割)、たま~に爪とぎや猛ダッシュ(1割)、窓の外の監視(1割)、カリカリタイム・トイレタイム(1割)というところです。
人間がいない日中は特に自由な時間を満喫していると思われます。

私や家族が帰宅した時のお出迎えはワンコのように「駆け寄って来る」というわけではなく、1匹は階段上からじーっと見下ろし、その後再びウトウト。
もう1匹は誰かの部屋からどことなく出てきて「何もしてないよ」という顔で周回。
ただいまー、の声掛け3回に1回くらい「にゃー」と返事があるくらいです。
まあ、でもそんなネコたちの姿を確認(点呼)して安心しています。

そんな人間の動向に左右されない我が家のネコたちですが、たまにものすごく絡んで来る時があります。
食事の準備中に足にまとわりつく、食事中に横にぴったり寄り添う、読書や書き物をしている時に本や紙の上に寝転んで邪魔するなどなど。
抜け毛が服に付いたり、本が読めない、書類が書けないなど困るのですが、そのお構い無しの絡みぶりにいつも笑ってしまいます。(たまになので、ちょっと嬉しいかも)
また、1匹は掃除機が大嫌いで、掃除機をかけ始めると戦闘態勢になり掃除機に向かって必ず威嚇。その威嚇ぶり(口を真四角にして唸りながらのねこパンチ)が面白すぎて、掃除機をついつい長めに掛けてしまいます。

いつもは干渉し合わない適度な距離感を保って生活しているネコたちと私たち。
しかし心身疲れている時、横にそっと丸くなっていつまでも一緒にいてくれたりします。
心が疲れた時、悲しい時、負の感情が多い時、気が付けば横に寄り添ってくれていたことがほとんどです。
素晴らしい察知能力!(というか私から見える位負のオーラが出まくっていたのかも…)
ネコたちが膝に乗ってゴロゴロしてくれるだけなのにいつの間にか気分が落ち着きます。
私や家族が毎日穏やかに過ごせるのも(普段の付き合い方も含めて)ネコたちの効能が大きいと感じています。ありがとうネコたち!

逆にネコたちにとって「人間の効能」がどのくらいかは不明ですが、これからも仲良く、気持ちよく、適度な距離感で暮らしていきたいと思います。


写真:愛用中の箸置き(うちのネコたちそっくり!左がまる、右がころ