第106回 寝苦しい夏の夜を乗り切ろう

<第106回> 2026年8月20日 A.M

8月に入り、暑い日が続いていましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
近年の厳しい暑さを受け、今年から40℃以上の極めて危険な暑さを示す言葉として「酷暑日」が気象庁の予報用語に加わりました。
暑さへの対策は日中だけでなく、夜間も重要です。

実験室で実施した研究では、暑くも寒くもない中性温度(裸の場合は29℃)の環境で最も安定した睡眠が得られ、それよりも気温が高くまたは低くなるにつれて深い睡眠やレム睡眠が減少し、浅い睡眠や覚醒が増えるという報告がありました。自分では目が覚めたと感じなくても、脳は何度も覚醒している場合があり、このような状態が続くと睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下、生活習慣病のリスク増加につながる可能性があります。
そして睡眠中は体温調節機能が低下するため、暑さで深部体温が下がりにくいと、身体は睡眠よりも体温調節を優先し、中途覚醒が起こりやすくなると考えられています。また、温度だけでなく湿度も睡眠に影響し、同じ室温でも湿度が高いほど睡眠が阻害されやすくなるため、寝室の湿度は60%以下を目安に保つとよいとされています。

エアコンや扇風機に加え、接触冷感寝具なども上手に活用し、寝苦しい夏の夜を快適に過ごしましょう。



参考:「一般社団法人 日本睡眠学会」https://jssr.jp/sleepandsociety4
   「Panasonic HP」https://panasonic.jp/aircon/contents/tips/cooling/summer-night.html