第76回 食事の栄養バランス

<第76回> 2023年11月17日 MM

 「今日のご飯は何にしよう…」仕事を終えて帰宅するときの私の頭の中です。
 育ち盛りの息子のために「身体にいいもの、必要なものを…」と考えますが、なかなか難しいものです。学校が終わり、部活をし、その後、さらに塾や習い事へ向かう息子。「コンビニで菓子パン」が定番となりつつあり、このままでは良くないと「外で食べるときもタンパク質とビタミン!!」と口うるさくいう私に、近頃は「今日はチキンと野菜ジュースも買ったよ」と言ってくれるようになりました。

 脳のエネルギー源は、ブドウ糖(グルコース)です。でも、ブドウ糖だけでは脳の機能はいい状態を維持できません。タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランス良く摂ることが必要です。脳の活動には神経伝達物質が必要で、その神経伝達物質のもとになるのがタンパク質だからです。神経伝達物質とは、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドパミン、セロトニン、GABAなど…。これを作るためには、タンパク質の他にビタミンB6、葉酸、ナイアシンなどの栄養素も必要です。神経伝達物質をつくる元となる栄養素が不足した結果、疲れやすくなったり、思考力が低下したりします。すなわち、必要十分な栄養素を摂ることが元気に活動するために必要なこととなります。

 忙しい毎日もみんなが元気で過ごせるように、日々の食事は栄養バランスの良いものを…と考える母でした。

引用: 仙台市ホームページ

 

https://www.city.sendai.jp/kenkosesaku-zoshin/kurashi/kenkotofukushi/kenkoiryo/oishisyokuji.html