第85回 クーリングシェルターはじまりました!

<第85回> 2024年8月21日 S.A


皆さんはヘラクレスオオカブトをご存じでしょうか。中央アメリカから南アメリカ、および小アンティル諸島に分布する、世界で最も全長が長くなる甲虫です。全長は最大180mmを超えるそうです!先日、実物を見る機会があったのですが、自分の手のひら程大きく、かなり迫力がありました。
そんな昆虫も熱中症・・・!? になるわけではありませんが、暑さに弱く、35℃を超えると活動を停止することもあるようです。

最高気温が35℃以上に達する日に使われる「猛暑日」。実は2007年に追加されたまだ新しい用語です。最近では、最高気温が40℃を超える日を目にすることもあるため、「猛暑日」を超える「〇〇日」が追加される日も遠くはないかもしれませんね。

猛暑日だけに限らず、気温が高い日に気を付けないといけないのが「熱中症」。重症化すると死亡することもあるため、予防や対策が重要です。熱中症の約4割が室内で発症しているという報告もあるため、家の中にいるから安心!とは思わず、暑い日にはしっかりと予防を行いましょう。
 〇こまめな水分補給、のどが渇いていなくても水分補給をしましょう
 〇室内ではエアコンや扇風機で温度を調節
 〇日傘や帽子の着用
 〇日陰の利用、こまめな休憩
 〇通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する

さらに今夏、熱中症対策の一つとして活用してもらいたいのが「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」です。
「クーリングシェルター」とは、冷房設備を有する等の要件を満たすことから市町村長が指定した施設(公民館、図書館、ショッピングセンター等)のことです。暑さをしのげる場の確保として、今年の4月から開始となりました。
仙台市でも図書館や市民センターなど77の施設がクーリングシェルターとして指定されており、10月31日まで、それぞれの施設の開館日や営業時間中に利用することができます。指定されている施設は、仙台市ホームページで確認するか、入り口にポスターが掲示されているので、ぜひ活用してみてください。

暑い毎日ですが、熱中症対策をしっかり行い、クーリングシェルターも活用しながら、楽しい夏をお過ごしください♪

参考:環境省ホームページ、厚生労働省ホームページ、仙台市ホームページ