第16回 特定健診ってなんだろう?

<第16回> 2018年7月13日 K.K

 先日、一年に一度の検診を受けました。今年から、特定健診も受けることになりました。特定健診とは生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象としたメタボリックシンドロームに着目した健診です。ウエスト回りの測定、血圧測定、血糖値やコレステロール値をチェックするための採血があります。メタボリックシンドロームの診断基準は以下の通りです。

<日本のメタボリックシンドロームの基準>
必須項目である腹部肥満(腹囲・・・男性85cm以上、女性90cm以上)に下記の項目のうちいずれか2項目をみとめたもの
・血圧      130/85mmHg以上
・空腹時血糖 110mg/dL以上
・中性脂肪   150mg/dL以上 かつ/または HDLコレステロール40mg/dL 未満
*特定保健指導の基準とは異なります

 メタボリックシンドロームは、太っているという見た目だけの問題ではなく、潜在的に高血圧や脂質異常が生じている状態で、糖尿病や心血管疾患になるリスクが上がります。最近は成人だけでなく小児の肥満も増加しており、メタボリックシンドロームとの関連が問題視されています。
 上記の基準に該当しなくても、体重が増えてきたなと感じたら注意が必要かもしれません。健康に年を重ねていくためにもバランスのよい食事や適度な運動、そして一年に一度の検診で自分の体の現状を把握することが大切です。生活習慣病を未然に防ぎましょう。