第73回 夏野菜

<第73回> 2023年8月21日 R.M

私は食べることが好きです。「何を食べよう?」といつも食べ物のことばかり考えています。(もちろん仕事以外で、です)
どの季節にも旬の美味しい食べ物があります。
夏の食材、みなさんは何がお好きですか?

               コラム第71回「ポタジェガーデン」E.Yさんより提供

栄養素が詰まった夏野菜は、夏バテ対策にも効果がある食材です。脱水症状や紫外線によるダメージ、夏風邪など、夏に起こりやすい病気や症状から体を守ってくれます。
私の好きな野菜を例に「夏野菜の栄養成分」を少し紹介したいと思います。

キュウリ
水分と、過剰な塩分を体外に排出するのを助け、むくみを解消し、滞った代謝を促進するカリウムを多く含む。
トマト
メラニン色素の沈着を防ぐリコピン、皮膚の結合組織を作るコラーゲンの合成を助けるビタミンCがたっぷり。
ピーマン
ビタミンA、Cが豊富。ビタミンAは、皮膚や粘膜を保護し、ウイルスから身体を守り夏風邪にも効果的な栄養素。
ゴーヤ、モロヘイヤ、つるむらさき
ビタミン、ミネラルをバランス良く含む。特にカリウムやビタミンA、Cが豊富。
モロヘイヤはカルシウムも多く含み栄養価の高い野菜。カルシウムは、骨や歯のもととなるもので、骨粗しょう症予防、ストレス・イライラを抑える作用がある。
オクラ
マグネシウムを多く含む。マグネシウムは、体内で酵素の働きとエネルギー産生を助けるミネラルでカルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成にも必要な栄養素。また、ペクチンはオクラの粘りのもとになる栄養成分。ペクチンは食物繊維の一種で、腸内環境を整えると言われている。
万願寺とうがらし
ビタミンCをはじめ、ビタミンE、β-カロテン、食物繊維などの栄養素を有する。β-カロテンは、強い抗酸化作用を持っていて、免疫機能の強化や、活性酸素から体を守る働きが期待されている。また、カリウムも含まれていて、ナトリウムの排出を促進し、高血圧の予防にもおすすめの食材。
スイートコーン
糖質が多い野菜の一つだが、その糖質の燃焼に必要なビタミンB1や脂肪の燃焼に必要なB2、さらにたんぱく質を構成するアミノ酸の一種であるアスパラギン酸やグルタミン酸を含むので、疲労回復の効果が期待できる。消化吸収も良い食材なので、夏バテで食欲がない時にも最適。また、高血圧や便秘予防にも効果的な食物繊維やカリウムが豊富に含まれています。

<夏野菜の栄養を無駄なく吸収するためのポイント💡>
①皮をむかずにそのまま食べる
②油で調理をする
③加熱時間を短くする
※全ての夏野菜が該当するわけではありません。

暑い夏を元気に乗り切るために、こまめな水分補給、睡眠、適度な運動とバランスのとれた食事で体調管理を行いたいですね。

余談ですが、夏野菜を栽培しようと、春にミニトマトの種を買いましたが、まだ種は未開封です!種って、使用期限長めなんですね!!以前コラムでポタジェガーデンについて書いたスタッフから「苗から買いなさい。そうすれば植えるしかないから!」とアドバイスいただきました。買ったトマトの種も来年こそは植えて、大好きな夏野菜にまみれて生活したいと思います。発芽しますように!!

引用元
・農林水産省:夏の食材で「涼」を感じよう<野菜編>
・仙台産業医診療所:今が旬の夏野菜で夏バテや熱中症を予防しましょう
・ハウス食品:【夏野菜の栄養解説】無駄なく吸収するための調理テク3つ&おすすめレシピ
・味の素株式会社:わかりやすい栄養成分解説