＜第65回＞ 2022年12月7日 T.N
いまや生活必需品となっているスマートフォン（以下スマホ）やパソコン、使用しない日などないという方がほとんどではないでしょうか。様々な機能があり便利なものになっていますが、どんなものも依存しすぎると良くないこともあります。その中の一つにストレートネックというものがあります。
スマホ首とも呼ばれますが、これはスマホやパソコンの画面を長時間見るためにずっと斜め下を見ていると、首の骨がまっすぐになってしまうというものです。本来、首の骨は曲線を描いており、重い頭部を支える際にクッションの役割をしています。しかしストレートネックになってしまうと、クッションの役割が上手く機能せず、首や肩に負荷がかかってしまい肩こりや頭痛、眼の疲れ、めまい、吐き気などの原因になります。
私自身、このストレートネックになっています。ある日の朝、起きた瞬間に首に激痛を感じ、全く動けない状態になってしまいました。ただの寝違いかとも思いましたが、整形外科でレントゲンを撮影したところストレートネックと診断されました。それから数日経ち、徐々に痛みは無くなりましたが、ストレートネックである以上再び痛みが出る可能性はあるとのことです。それからは、少しでも首に負担がかからないよう、ストレッチをしたり姿勢に注意したりして生活しています。
予防方法としてはスマホやパソコンの使用の際、こまめに休憩することや首回りのストレッチ、専用の枕を使用するなどで、いずれにしても日々の積み重ねが重要です。重症化してしまう前に、このコラムをご覧になった今から姿勢に意識した生活を送ってみてはいかがでしょうか。
