第101回 日常生活で気をつけたい目の使い方

<第101回> 2026年3月16日 M.S

一般に、近視は学童期に進行しやすく、多くの場合その進行は20代後半頃までに落ち着くとされています。ただし、近視の度数が非常に強い場合には、20代後半を過ぎても進行が続くことがあります。一方、近年では、成人になってから近視を発症するケースやもともと軽度だった近視が成人以降も進行するケースもみられるようになってきています。わたし自身も成人してから視力低下を実感したひとりです。

 こうした傾向の背景には、パソコンやスマートフォンなど、近くを見る作業の増加が関係しているといわれています。読書やパソコン作業、スマートフォンの操作など、近くを見る作業は現代生活では避けることが難しいものです。しかし、これらの作業を長時間続けると、目の疲れやドライアイのほか、近視の発症や進行の可能性があるとされています。そのため、作業の際には目との距離を30cm以上保つこと、長時間続けず30分に一度は遠くを見るなどして目を休ませることが勧められています。また、十分な明るさの環境で作業することも、目への負担を減らすために大切です。

 一度進行した近視を自然に元の状態に戻すことは難しいとされています。だからこそ、日頃から目の使い方に少し気を配り、負担を減らす習慣を意識しましょう。


参考:日本眼科医会
目についての健康情報(https://www.gankaikai.or.jp/health/index.html)
ギガっこデジたん! 活用マニュアル(https://www.gankaikai.or.jp/info/giga_manual.pdf)