第31回 体育の日

<第31回> 2019年10月7日 R.M

 10月14日は「体育の日」です。
1964年、日本で初めての五輪大会"東京オリンピック"が行われました。それを記念して、開会式の10月10日が1966年より「体育の日」と制定されました。そして2000年からはハッピーマンデー制度により「体育の日」は10月の第2月曜日となっています。さらに昨年"国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律"が交付され、2020年以降「体育の日」の名称は「スポーツの日」と改められます。ただし"2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の円滑な準備及び運営に資するため"という事で特例が設けられ、2020年だけは「スポーツの日」がオリンピック開会式の7月24日となります。
 「スポーツの日」の意義は『スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う』となっています。皆さんは、普段何かスポーツをしていますか?

 身体活動量が多い人や、運動をよく行なっている人は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸癌などの罹患率や死亡率が低く、また身体活動や運動がメンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらす事が認められています。更に高齢者においても、歩行など日常生活における身体活動が寝たきりや死亡を減少させる効果があるそうです。
 生活習慣病の予防などの効果は、身体活動量の増加に従って上昇しますが、長期的には10分程度の歩行を1日に数回行う程度でも健康上の効果が期待出来るそうです。したがって、家事、庭仕事、通勤のための歩行などの日常生活活動、余暇に行う趣味・レジャー活動や運動・スポーツなど、全ての身体活動が健康に欠かせないものと考えられるようになっています。
 運動は、余暇時間に行うものであり、疾病を予防し、活動的な生活を送る基礎となる体力を増加させるための基本的な身体活動です。爽快感や楽しさを伴うものであり、積極的な行動として勧められますが、これまで運動経験のない人が急に運動を始めようとすると、心臓事故や整形外科的障害を起こす可能性もあるので、自分の健康状態をよく把握した上で行う必要があります。

 2020年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会。普段、全く運動をしない私も何か始めてみようと思います。

引用元:厚生労働省ホームページ 
    内閣府ホームページ